塩瀬地の名古屋帯に、日本画用毛筆に染料を含ませ、太鼓の箇所と前柄(腹)に描く。掲載の描絵は太鼓部。描き直しのミスは許されない迷い筆は禁物の、油絵技法とは正反対である一発勝負の描法。名古屋帯は、太鼓の範囲を並幅に他(胴周り)を半幅に仕立てる。