描(かき)絵(え)は従来、当然とはいえ和装に表している。しかし、和装だけでなく洋装にも描絵の表現が可能であるという具体例を提示してみた。
ドレスに描絵の施しは、工芸(美術)とファッションが融合したパーソナライズされた作品の作り出しができるであろう。
この手法を用いたドレスは単なるファッションアイテムではなく、筆のストローク、色彩の選択、描く主題によりドレスに深み、テクスチャ、そして個性を与える。全体として、これは意匠における創造的なアプローチであり、着る人の独自性をも表現するドレスの創造が可能といえる。